子供の便秘情報　その１ 健康なうんちは

健康なうんち、健康な腸はどんなもの？

健康なうんちとは・・・

子供の便秘でお困りの方、いい便とは、一般的にこう言われています。

■毎日出る
■出る量は、バナナ状の便が２～３本分。長さにすると５０センチくらい。
■健康な便は、あまり臭くない
■力まずに、すっと出る
■便が便器に落ちると、水に浮く

毎日こんな便が出ていますでしょうか？便秘の方は、毎日バナナ２～３本の便が出る事に「信じられない！」と思うかもしれませんが、便秘でない方の健康な便は、これくらい出ているのです。３歳くらいの子供でも、毎日バナナ状のウンチが１本～２本出ています。

食事も毎日食べていますよね。ウンチも毎日でないとおかしいと思いませんか？例えば、真夏の室内に「食事」を数日置いておくと、腐りますよね。便秘の腸でも同じなんです。体内は３６～３７度の体温はあります、真夏と一緒ですよね。その腸の中に何日も食べた物が残っていると腐敗してしまい、有害物質ができてしまいます。これが腸から再吸収されて、体の様々な不快な症状の原因にもなるようです。子供のお腹で、腐敗が起きていると思うとゾッとします。できるだけ毎日出してあげたいですね。

いい排便ができているという事は、腸がキレイということです。漢方では、「皮膚は内臓の鏡」とも言われています。肌荒れや湿疹などで、お悩みの方は便秘している方も多いです。子供の腸の健康も考えていきましょう。

健康なうんちは臭くない

健康なウンチ作りには、食事が肝心です。乳酸菌と食物繊維をたっぷり摂ると、いいウンチが出てきます。乳酸菌を毎日しっかり補給していくと、腸内細菌の善玉菌のバランスが変わっていき、食べた物の腐敗ではなく発酵が起きるので、便のニオイは、そんなに臭くなりません。

しかし肉などを多く食べていると、便の色が健康な黄褐色から濃い褐色に変わっていき、さらに悪玉菌が増えていって、腸内で腐敗が起こり、便のニオイも臭くなっていきます。子供は肉が好きで、野菜が少な目の傾向にあります。バランスのいい食事も大変ですが、子供や家族のために頑張ってみませんか？

ニオイだけでなく、いい状態の便（ウンチ）を出すために必要なのが食物繊維なのです。食物繊維は第６の栄養素というあだ名があり、
人間には欠かせない食べ物になっています。

健康な腸だと、実はオナラはそんなに臭くない

オナラは臭いと思われがちですが、腸内環境がいい状態で健康であれば、実はそんなに臭くないのです。腸内細菌が作り出すガス（オナラのもと）は、炭酸ガス、窒素ガス、水素ガス、メタンガスなどで、基本的に匂いはありません。

しかし便秘などで、腸内環境が悪いと、腸の中で悪玉菌が多くなってしまい、ウェルシュ菌をはじめとする悪玉菌が、硫化水素、スカトール、インドールなどの有害物質を作り出します。これらが、オナラが臭くなる原因なのです。子供のオナラは臭いですか？

通常であれば、腸内細菌が作りだすガスは、排便の時に一緒に体外へ出ていってしまうのですが、便秘などで排便時に排出されないとガスがオナラになるのです。便秘の場合は、ウンチだけでなく、ガスもお腹に溜まってしまいます。しかも悪玉菌による腐敗したガスは体内に取り込まれ、血液に取り込まれて体中を巡ります。考えると恐ろしいですよね。

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